プラセンタとは?種類も解説

プラセンタとは?

プラセンタとは

プラセンタとは「胎盤」の事です。

母親の胎内で母体と胎児をつなぎ、胎児を成長させるための大切な器官である為、人体に必要な栄養素が数多く含まれています。

この胎盤から抽出されたエキスが「プラセンタエキス」と呼ばれます。

胎盤には多岐にわたる成長因子(グロースファクター)やアミノ酸、その他様々な栄養素が含まれているため自然治癒力を回復させる効果があり、出産による体力の低下を速やかに回復させると言われている為、人間以外の哺乳類は出産後に排出された胎盤を本能的に食べてしまいます。

プラセンタは【美容作用】にとても優れ、アンチエイジングには欠かせない成分が多くふくまれている為、2000年以上前から使用されてきました。

紀元前400年頃の古代ギリシャ時代の医学の父であるヒポクラテスが医療に利用していたと言われていて、古代エジプトの女王クレオパトラやマリーアントワネットも若さを保つ為に愛用していたと言われています。

さらに中国では、「不老長寿の妙薬」と呼ばれるほどで、紫河車(しかしゃ)という漢方薬名で中国の皇帝たちに珍重されてきたそうです。

そして日本では、江戸時代に加賀の三大秘薬の一つである「混元丹(こんげんたん)」に、この、紫河車(しかしゃ)が含まれていました。

 

このようにプラセンタは、古くから世界各地で使用されてきた古い歴史があります。

 

プラセンタの種類

プラセンタの主な種類

■豚プラセンタ

■馬プラセンタ

■羊プラセンタ

■人プラセンタ

※他にも「海洋性プラセンタ」や「植物性プラセンタ」などもありますが、これらは胎盤が存在しなく、動物性のプラセンタとは違い本来のプラセンタではありません。

 

豚プラセンタ

最もポピュラーなプラセンタが豚プラセンタです。
豚は年に2回出産し、1度の出産で10頭前後を産むために他の動物に比べ胎盤の数が多く採取できるので、安価で生産しやすく豚プラセンタの流通が多くなります。
一度に多くの頭数を出産するため、胎盤は傷付きやすく、羊膜も薄いために抽出には適さないとも言われています。
豚プラセンタの種類には、「SPFプラセンタ」というものがあり、これは日本SPF豚協会が厳格に定めた基準で、抗生物質を与えずに飼育され、特定の微生物や寄生虫に由来する病原菌をもたないクリーンな豚から採取されたプラセンタです。


馬プラセンタ

馬プラセンタは、他のプラセンタよりも多くのアミノ酸が含まれていて、豚の296倍にも及ぶと言われています。

豚に比べ、胎盤やそのまわりにある羊膜も厚く有効成分も多く含まれています。

しかし、馬は年に1回1頭ずつしか出産しない為に胎盤の採取できる数が豚に比べると、かなり少なくなるため、馬プラセンタは、品質はとても良いが、量がそこまで取れないために非常に高価になる傾向にあるのです。

このように品質が良く高価なものほど、メーカーによっては配合量が微量なのにも関わらず、「馬プラセンタ」と、うまくごまかしている商品もある為、注意しましょう。

馬プラセンタには、他のプラセンタよりも多くのアミノ酸が含まれています。
羊プラセンタ

羊プラセンタはヨーロッパや北米では人気の高いプラセンタですが、日本では狂牛病(BSE)の発生を機に厚生労働省は「狂牛病(BSE)が発生している国の牛や羊など反芻動物の胎盤を原料としないこと」と通知を出しているため、日本での羊プラセンタの流通は輸入のみになってしまったので流通量が激減してしまいました。

※豚や馬は反芻動物ではありません

今では、狂牛病(BSE)の発生していないニュージーランドやオーストラリア産の羊プラセンタは安全性が高いと言われています。


人プラセンタ

日本では現在医療用以外に使用することが認められていません。

ヒトの胎盤から抽出されたプラセンタエキスです。
HIV(エイズ)やHBV(B型肝炎)、梅毒など血液検査も緻密に行い、感染の危険のない安全な胎盤を使用するよう徹底管理がされています。
人の胎盤からプラセンタエキスを抽出する際には、殺菌するために121℃という高温で2回殺菌を行いますが、この熱の影響でプラセンタに含まれる豊富な栄養成分がほとんど死滅してしまうと言われています。

ヒトの胎盤から抽出されたプラセンタエキス
植物性プラセンタ

植物には胎盤は存在しない為、植物の「胎座」という発芽がおきる部分を使用したものが「植物性プラセンタ」と呼ばれています。

「胎座」には豊富な栄養素を含んでいるため、動物性プラセンタと同様にアミノ酸やビタミン、ミネラルが含まれているので、美容効果は期待できますが、動物性プラセンタのいちばんの特徴である成長因子(グロースファクター)は含まれていません。

植物性プラセンタ
海洋性プラセンタ

 

植物性プラセンタと同様に魚類には胎盤が存在しなく、主に鮭などの卵を包んでいる「卵巣膜」という部分を使用したものを海洋性プラセンタとよんでいます。

9種類のアミノ酸や核酸、エラスチンなど肌に良いとされる成分が多く含まれていますので、美肌効果はありますが、植物性プラセンタと同様に成長因子(グロースファクター)は含まれていません。

海洋性プラセンタ

※海洋性プラセンタや植物性プラセンタは胎盤からではないので、厳密にいうとプラセンタとはいえません。本来のプラセンタをお探しの方は、動物由来のプラセンタかどうかを確認しましょう。
海洋性プラセンタや植物性プラセンタは、美容効果はあるので動物性プラセンタとは別のカテゴリーの商品として使用した方が良いでしょう。